スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【作品解説】『朧げな光、二人の夜、散る桜』の解の解

一枚絵で書いてみm@ster参加作を今更ながら解説しようと思います。
課題絵をまたも再掲。

第3回一枚絵で書いてみm@ster課題絵


長くなるので格納しておきます。

まず、一本目『朧げな光、二人の夜、散る桜』を全文再掲。

<ここから>

 朧げな光
 二人の夜
 散る桜

 一体これは、何だろう



 雪歩が言った

 きっと、取り残されたんだよ
 六等星ほどの朧げな光を撒く桜の中に
 肌を貫く冷たい微風の中に
 かすかな呼吸が花びらに吹きかかる

 二人の目が見つめる先は
 きっとただの虚空なんだよね
 めぐりくる幾多の想いにすがるでもなく
 ただぼんやりしている……

 考え過ぎよ、伊織が空気を裂く

 二人ともただ呆れてるのよ
 この日はもう一人桜の木の下に来るはずで
 それがいつまで経ってもちっとも姿を見せないから
 困り果ててるだけよ

 私ならため息も吐き飽きてきっとこうこぼすわ
 『何を愚図愚図してるのかしら、ここへ来れば全て済む話なのに』
 きっと何かの感情が
 右往左往してたんでしょうけど

 真は得意げに言う

 きっとねえ、こうだよ
 一時期さ、春香がプロデューサーのこと好き、っていうウワサが流れたじゃんか
 恋するオトメな律子と千早は
 そのウワサ話に花を咲かせてたんじゃないかな

 律子は、何であんなヘナチョコ男が好きなんでしょうねえ、なんて言ってそうだね
 千早はどうだろうなあ、いつか本人が言ってたようにずっと聞き役だったのかな
 でもいいよね、こんな瑞々しいトークができるのって、楽しそう
 ボクもこの場に混ざりたかったなあ

 暗くなるんですけど、とやよいはしょんぼりして言う

 四月になったら、桜って散っちゃいますよね
 こーんなにキレイなピンク色に光ってるのに
 時間が経つと全部なくなっちゃう
 きっと二人はそれが寂しいんです

 律子さんも、千早さんも、ヒラヒラ落ちてく花びらを見つめてるんです
 せっかく張り切って咲かせた花びらが
 一枚一枚、砂だらけの地面に降りて、積もっていく
 なんだかとっても、切ないです……

 あふぅ、とあくびを吐いて美希が言う
 
 そんなの全然カンケーないと思うな
 七時過ぎたらおなかすくよね
 律子も千早さんもちっちゃな飲み物しかなくて
 トホーにくれてるんだよ

 もうグーグー、グーグーおなかが鳴って
 なんで水しか持ってこなかったんだろーね
 別に目の前で何かめずらしーイベントがあってても
 美希ならフツーにおにぎりとか食べるけどな

 亜美は真顔で言葉を刺す

 ミキミキ、ちょっとノーテンキすぎるよ
 五百パーセントそんな軽い話じゃないよ
 こんな悲しそうな顔してるんだよ
 きっと何かあったんだよ

 友達がさ、それも付き合い長い
 夢が叶わなくて
 ゼツボーしてるトコなんて見たら
 亜美でもやっぱ悲しくなっちゃうよ

 あずさが言う

 これは伊織ちゃんも言ってたけど
 三人目がいたと思うのよねえ
 その子は木の下へ来て、二人としばらく話すと、どこかへ旅立ったの
 その背中を心細く見送っているんじゃないかしら

 その子は大きな挑戦を目前にしていたの
 律子さんも千早ちゃんも、その一部始終に目を瞠って
 特に千早ちゃんなんて、仲が良いものだから、一心同体くらいの気分だったんじゃないかしら
 ……ああいう結果に終わってしまったのは、残念だけれど



 朧げな光
 二人の夜
 散る桜

 一体これは、何だろう



 春香は、泣いていた

 fin

<ここまで>


まずは冒頭の問いかけです。

 朧げな光
 二人の夜
 散る桜

 一体これは、何だろう


字面をそのまま見ると、課題絵の要素を書き出しただけのように見えると思います。
しかし実はこれは読者に対する問いかけです。
『朧げな光、二人の夜、散る桜という3つの物から組み立てられる真のストーリーとは?』という問題だと思ってください。

それに続いてアイドルたちの予想合戦が始まります。
これもざっと読み通すと全員各自の解釈を述べていっているだけに見えますが、これは隠されたストーリーを導きだすためのヒントです。
(ヒントというか、これないと答が全然わかるはずもないから、問題の本文みたいなもんかなあ?)
さてアイドルたちのセリフですが、見てみると全て二段構成になっているのがわかると思います。
この二段構成には意味があります。
一段目は『真のストーリー』を知らない、純粋な意味での予想。(に見せかけたヒント)
二段目は『真のストーリー』を知っていて、それに対する個人の意見。

となっています。(けっこう後付け的だったり。あんまり深く考えずに作品を書いたので、もしかしたらこの解釈を当てはめるのに無理がある部分があるかも)

『真のストーリー』を導きだすのに必要な情報は各アイドルのセリフの一段目にあるわけです。
その一段目には、実はパズルが仕組まれています。
どういうものかというと。。

各セリフの一段目だけを抜き出してみます。

 雪歩:
 きっと、取り残されたんだよ
 六等星ほどの朧げな光を撒く桜の中に
 肌を貫く冷たい微風の中に
 かすかな呼吸が花びらに吹きかかる

 伊織:
 考え過ぎよ
 二人ともただ呆れてるのよ
 この日はもう一人桜の木の下に来るはずで
 それがいつまで経ってもちっとも姿を見せないから
 困り果ててるだけよ

 真:
 きっとねえ、こうだよ
 一時期さ、春香がプロデューサーのこと好き、っていうウワサが流れたじゃんか
 恋するオトメな律子と千早は
 そのウワサ話に花を咲かせてたんじゃないかな

 やよい:
 暗くなるんですけど
 四月になったら、桜って散っちゃいますよね
 こーんなにキレイなピンク色に光ってるのに
 時間が経つと全部なくなっちゃう
 きっと二人はそれが寂しいんです

 美希:
 そんなの全然カンケーないと思うな
 七時過ぎたらおなかすくよね
 律子も千早さんもちっちゃな飲み物しかなくて
 トホーにくれてるんだよ

 亜美:
 ミキミキ、ちょっとノーテンキすぎるよ
 五百パーセントそんな軽い話じゃないよ
 こんな悲しそうな顔してるんだよ
 きっと何かあったんだよ

 あずさ:
 これは伊織ちゃんも言ってたけど
 三人目がいたと思うのよねえ
 その子は木の下へ来て、二人としばらく話すと、どこかへ旅立ったの
 その背中を心細く見送っているんじゃないかしら

さて、気づいた人は気づいたかもしれません。
各セリフの2行目に注目。

雪歩:等星ほどの朧げな光を撒く桜の中に
伊織:人ともただ呆れてるのよ
真:時期さ、春香がプロデューサーのこと好き、っていうウワサが流れたじゃんか
やよい:月になったら、桜って散っちゃいますよね
美希:時過ぎたらおなかすくよね
亜美:百パーセントそんな軽い話じゃないよ
あずさ:人目がいたと思うのよねえ

数字が入っています。
これを1から7まで順に並べてから、もう一度アイドルの言っていることを読んでみてください。
すると、『真のストーリー』が浮かび上がってくる、というわけです。
その『真のストーリー』をSS化したのが、二本目の『解』というわけ。

さて、ここで冒頭の問いかけをもう一度。

 朧げな光
 二人の夜
 散る桜

 一体これは、何だろう


これは『解』の方を読むとわかりやすいと思います。
それぞれこんな意味でした。

『朧げな光』……プロデューサーに対する、春香の恋心。
『二人の夜』……夜の公園。プロデューサーと春香。
『散る桜』……桜のように散った春香の恋心。


はじめはこっちの一本目だけで完結するつもりでしたが、これだけじゃあんまりにもわかりにくいので二本目を『解』と称して書きました。
『解』の方で各段落に付いている番号は、こちらで各アイドルが言っている数字とその内容に対応しています。

わかりにくい作品ですねぇ。
というより、書き方が悪いせいでわかるはずもなくなってしまってますね。
もう少しアウトプットが上手くできれば、と省みる昨今です。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

アミオP/弱気P

Author:アミオP/弱気P
リンクフリーです。どんどんリンクしてやってね!
※pixiv入っちゃいました→http://www.pixiv.net/member.php?id=1512131
※さらにtwitterにも入っちゃいました→http://twitter.com/amioP

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。